校長挨拶
 
 群馬県立高崎女子高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 本校は、明治32年(1899)年、群馬県高等女学校として県下で最初に設立された女子教育機関であり、本年で創立125年目を迎える歴史と伝統を誇る高校です。

 本校の校訓は、常に真摯に学びに向かい高い知性をもつ「向学叡智」、飾り気がなく清らかで気品にあるれる「清楚品位」、明るく前向きで心が広い「明朗闊達」の3つを掲げ、歴史と伝統を継承するとともに、変化の激しい社会に対応した新しい教育も推進してまいります。

 高崎女子高等学校は、高女の歴史と伝統にプラスして、昨年度から非認知能力育成に向けた県の指定校、高女SAH(Student Agency High School(スチューデント エージェンシー ハイスクール)) の指定を受け、「自ら考え、判断し、行動できる生徒の育成」を目指した取組を、この4月から9つの具体的取組をスタートしました。
 
 生徒に身に付けて欲しい3つの力(GP:グラデュエーションポリシー)として、
1. 【自立】自ら学び、行動する力<自立心・メタ認知力>
 キーワードは、(生徒は)「教わる」から「学ぶ」へ。(教師は)「指導する」から「支援する」
2. 【創造】誰かのためになることを新たに創造する力<探究力・挑戦力>
 キーワードは、「高女から社会を変える!」
3. 【対話】多様な人々との対話を通し、グローバルに活躍できる力<人間性・粘り強さ・グローバル力>
 キーワードは、「地域から世界ぜんぶが私のフィールドになる!」
を定め、9つの具体的取組について取り組んでいます。
 
 授業では、「主体的・対話的で深い学び」を充実させ、生徒同士の対話や発表の機会を増やすなど、生徒主体の学びを重視します。
 また、学校教育を学校内だけに閉じず、社会との接点を充実させる「社会に開かれた教育課程」を推進し、積極的に社会課題に触れ、主体的で探究的な学びを重視します。
 さらに、学校のすべての教育活動について、すべての教職員で定期的に振り返り、見直しを図る「カリキュラム・マネジメント」の視点も重視し、生徒や保護者、社会の皆様とともに新しい時代の要請に応えるこれからの高校づくりを進めてまいります。
 
 高女生には、授業、部活動、学校行事など、様々な教育活動の中で、自分なりに主体的にチャレンジする機会を見つけ、たくさんの失敗を繰り返しながら、自律した人に成長してほしいと願っています。
校 長  丸 橋   覚