県議会議員と対話会を行う!ー令和6年度GACHi高校生×県議会議員 in高女

 令和6年度11月7日(木)、本校体育館で、群馬県の県議会議員4名をお迎えし、1,2年生の生徒との対話会が行われた。行事は、群馬県議会が主催する表記行事として行われた。今年は、県議会議員と生徒たちがフラットな目線で対話ができる形をつくろう、という校長のアイデアもあり、初めて体育館中央に議員が着席、それを囲むように生徒は円形に着座して行われた。

 前半は、議員が県政の説明や高校生からの意見が県政に反映されて私たちの生活環境が変わった事例などを〇×クイズを含めて紹介してくださった後、生徒からの質問を議員が受ける形で対話会が行われた。

 「女性議員の仕事と生活とのバランス」、「高校生でも政治にかかわることのできる請願権について学べたありがたさ」、「古墳のまわりに太陽光発電のパネルがあり、景観を損ねていることについて」、「廃校活用を進めてほしい」、「議員に立候補しようと思ったきっかけ」、「選挙に落選したら仕事はどうなるか?」など、活発な意見や質問が飛び交い、議員も、ひとつひとつ丁寧に答えてくれた。

 閉会式では、生徒会長の篠原優和さんが以下のような謝辞を述べた。

 「普段の学校での勉強では国の政治の仕組みなどを勉強しますが、私たちの身近な群馬県議会については知らない部分も多かったので、お話を聞く機会をいただき、群馬の政治について考えるきっかけにもなりました。また、政治を身近に感じ、考えられるようになったと思います。
 私達も18歳になったら選挙権が与えられます。今回をきっかけにしてそれぞれが政治に関心を持ち、よりよい群馬にしていくために課題意識を持って生活して、選挙権を無駄にせず、これからの群馬をつくっていくという意識を高めていきたいです。本日はありがとうございました。」

 終了後のアンケートでは、県議会議員との対話をとおして、政治をより身近に感じ、政治に参加することについてより積極的に考えるようになったという回答が多かった。また、高女生からの多くの質問に刺激を受けたという意見が多くあった。 

 意見交換の時間をもっととってほしい、その時間を放課後別にとることも考えてほしい、 などいくつかの要望等については、学校としても来年度同じ行事を依頼する際に役立てた い。

 高女生に刺激を受けた内容の振り返り回答2人分を原文のまま紹介する。 

 「積極的に議員さんと話に行ってる方々がすごいと思いました。自分もなにか質問しようと 質問を考えてもなかなか、思いつかなかったり、言葉がまとまらなかったりしたのでじぶ んが普段どれほど周りに目が言っていないのかと少し反省しました。いい意味でいえばす ごく嫌なことがないまま、とくに何も考えていなくても生きていられるということになり ますが、悪く言えば、目を配る範囲が本当に自分と自分に近い部分にしか目が言ってなか ったということなので、これからはみんなで一つの県を作っているということを自覚して 生活していきたいです。次質問するときは、夕方に駅に集まるムクドリについての対処に ついて質問したいです。」

「生徒と議員の質疑応答が素晴らしかった。県議会議員と聞いて複雑な社会の仕組みに組 み込まれた人だと思い、まだ社会に出てもいない自分には分からない話なんなら関係な い話が多いんじゃないかと考えていたが、質問者の生活の不安や疑問に寄り添ってどんな 政策を行っているのかや県議会の仕組みを詳しく説明してくれたので社会の解像度が少し 上がり、政治に対する当事者意識が高まった。」

インタビューを受けた選挙委員会委員長の江原幸さんは、インタビューの中で、「議員さんが身近に存在していることを知り、私たちも情報を集めてしっかりとした投票行動につなげたい。」と、そして選挙委員の清水さんは、「政治について友人と語るような時間もとれるようになりたい。」と語った。 

 この機会に感じたこと、考えたことをあたため、力としていってほしい。その際、 文化祭や探究活動、修学旅行などすべての活動が、皆さんの学びを深め たり広げたり、社会とのつながりをつくりだせる機会ともなる。機会をとらえ、活動の幅を広げていこう。(高女・社会科より)