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エージェンシーの卵発動!

 6月21日(金)昼休み、3人の高女生が校長室を訪れた。「だめもとで、私たちの要望をまずは聞いてもらおう。」という3人は、先日の開校記念式典で、講演会講師の大澤直美さんが高校時代、ALTがいなかった高女にALTを呼びたい、と校長室に直談判に行ったという話を聞いて、「私たちも、思っていることを伝えなければ。」と話し合って来たという。

 最初は職員室の教頭先生のところに相談に来た3人。3つの要望を教頭先生に届けた。

 教頭先生は、職員室の先生方や校長先生と相談して、「じゃ、一度校長室に来て話してもらおう。」ということになり、写真のようにご対面。なんだか、対決のような構図だが、実は和やかに話している様子。(これを、校長先生は「エージェンシーの卵」と命名!)

 3人は、「自分たちでできることとできないことを整理してみたが、これは学校にお願いしないと変化をおこせないので、協力してもらえたらありがたい。」と説明を加えた。校長先生はこの3人に、「今回、このように要望を届けてくれてありがとう。皆さんの勉強に対する熱意からくる要望と受け止めました。学校にしかできないことは早速検討していきます。ただ、学校もできることとできないことがあります。皆さんには、まず今の環境下で、○○があればよりよくなる、ということについて、アイデアをもらえたら嬉しいです。」と伝え、この日の対話は終了した。

 学校がもっとこうなればいいのに、という思いを持っている人は他にもいるであろう。その際、自分たちで変えられることと学校側にお願いしないと変えられないことを整理してみよう。自分でできること、自分たちでできることは、自分が変わる、自分たちで変えていく。そして、生徒たちだけで変えられないと思うことはこんな風に相談に来てほしい。自立、対話、創造・・・。本校のGP(グラデュエーションポリシー)につながる。校長先生は最後に、「新しい生徒会とも連携、相談していきたい。」としめくくられた。