令和5年度 同窓会報

 高女生の主体性に期待する

校長 丸橋  覚

 同窓会の皆様におかれましては、日頃より母校のために多大なるご支援、ご協力を賜りまして心より感謝申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症の爆発的な流行もようやく収束する兆しが見えてきたところでありますが、この間も、AI(人工知能)や情報技術の進化、グローバル化の波や日々刻々と変化する国際情勢など、私達を取り巻く社会は、私達の想像をはるかに超えて急速に変化しており、複雑で予測困難な時代となってきています。こうした中、変化の激しい社会を生き抜くために必要な新しい教育の実践が始まっています。授業においては主体的・対話的で深い学びを充実させ、生徒同士の対話や発表の機会を増やしています。また、学校教育を学校内だけに閉じず、社会との接点を充実させ、社会課題に触れ、探究的な学びを進めることで、進路実現に繋げていく新しい教育が始まっています。

 大切な視点は、学習者主体の視点です。生徒が自ら考え、判断し、行動できる環境整備を進めることが重要だと考えています。

 同窓会の皆様には、本校の歴史と伝統を継承しつつ、生徒の主体性に期待する新しい教育活動に対し、ご理解・ご協力をいただけますようお願い申し上げます。

 

 

昭和39年生。渋川高校、筑波大学大学院修了。数学科教諭として高崎高校等に勤務。県教委高校教育課、県立太田高校長等歴任。高崎市在住。