高女ブログ

SAH広報活動

高女SAHの取り組みを多くの方々に知ってもらうために、有志メンバーが集まり広報活動の1つとして高女SAHに関するポスターを作成しています!

今日はその出来栄えを見てもらうために校長室を訪問しました!

この活動に志願した理由や制作過程で学んだこと、今後の取り組みについてなど、それぞれの考えをしっかりと伝えることができ、校長先生からは激励のお言葉もいただきました!

面談後メンバーの表情は充実感に満ちていて、これからも色々なことに挑戦し取り組んでみたいという意欲も感じ取ることができました。

ポスターが完成したらホームページでもご紹介しますのでお楽しみに(^^

 

高女グローバル研修 in USA 9日目 研修終了、無事に帰国の途へ。

高女グローバル研修 in USA 9日目 ニューヨーク

  

 国際連合と911メモリアルミュージアムを訪問しました

 ニュースやテレビで見る会議場

 

世界中の有名人もここでスピーチしました

 

911の展示物、言葉が出ません。 

 

 

高女OG・ゲストの方々とのレセプション!


レセプションのゲストの方々と

 

貴重なお話を伺いました

 

先輩とともに校歌斉唱!

 

生徒代表、お礼のご挨拶

 

最後の締めは、引率の先生からのご挨拶

 

【高女グローバル研修in USA 9日目報告】

 研修9日目。ニューヨークのホテルで朝を迎えました。小雨が降るなか最初に向かったのは、ホテルから徒歩10分ほどのところにある国際連合です。まずは本部前にある受付で一人ひとり来館許可証を受け取り、保安検査に並びます。ここでは職員の方による内部見学ツアーに参加しました。国連が第三次世界大戦を起こさない世界平和と持続可能な発展に大切な役割を担っていることを、実際にそこで働く職員の方から聞ける貴重な機会でした。訪問前は、国連の活動を知らない生徒さんもいたようですが、「Peace & Security、Development、Human Right」の具体的な活動を教えていただきました。 テレビでしか見た事のなかった国連の会議場に立ち入った時の感動は想像に難くありません。ここも英語でのツアーとなりましたが、生徒は臆することなく職員の方に質問を投げかけていました。

 国連からバスに乗り、次の訪問地は911メモリアルミュージアムです。2001年に起こったアメリカ同時多発テロ事件の跡地にあるミュージアムを見学しました。テロが起こる直前のワールドトレードセンターの写真、飛行機がビルに衝突する映像、被害に合った多くの人々、そして懸命に救助活動をした消防士や警察官。当時の状況を物語る展示物を見て、言葉を失います。こんなことが現実に起きたのかと信じられない気持ちになりました。国連の平和維持活動、911のテロ被害。群馬に住む私たちには遠い世界のように思っていたことが、ここニューヨークではすべてがリアルに感じます。

 再びバスに乗り、次に向かったのは昨夜も訪れたタイムズスクエアです。この研修最後の自由時間を取りました。派手なネオン、多くの観光客に揉まれながら、各々がお目当ての場所を目指します。勉強をする時も、遊ぶ時も一生懸命!の高女生。短い時間ではありましたが、世界一(?)の繁華街を満喫できたようでした。

 本研修の最後は、ニューヨーク・レセプションです。高女OGでNYキャリアアカデミーの代表をされている大澤様とゲストの方々にお会いしました。タイムズスクエアからほど近い会場には、大澤様ほか3名のゲストの方にお越しいただきました。同じく高女OGでフードデリバリーを起業された反町様、昭和村出身でアパレル&教育業界のパラレルキャリアをお持ちの野田様、そして前橋出身の弁護士川崎様です。まずはパネルディスカッションとして、「群馬の女性とグローバルキャリア」と題し『自主的に生きる』『キャリア形成において大切なこと』をテーマにお話を伺いました。まさに学校で取り組むSAHそのものです。海外で生活をしていると想定外のことが多く起こるが、他人や環境のせいにせず、自分ができることを精一杯取り組む。自分の限界を勝手に決めず、一つのことを多角的に見るのがグローバルに物事を考えるコツと教えていただきました。その後ゲストの方々と美味しいケーキをいただきながら懇親会を行い、最後に研修恒例の校歌斉唱となりました。OGの大澤様、反町様も一緒に歌ってくださいました。お忙しい中にも関わらず素晴らしい会を開いてくださった方々にお礼の言葉をお伝えしてレセプションは幕を閉じました。

 明日は移動日となり、帰国の途につきます。保護者様はじめ、関係者の方々には大変お世話になりました。おかげ様をもちまして、この研修も無事に終了を迎えることができます。ありがとうございました。

高女グローバル研修inUSA 8日目 いよいよニューヨークへ!

高女グローバル研修 in USA 8日目 ボストンからニューヨークへ!

バスでボストンからニューヨークに移動しました!

 

フードコートの美味しい炒飯

 

こちらは美味しいカレー

 

メトロポリタン美術館の大きさに驚き!

 

ガイドさんから説明を聞きます

 

夜でも観光客がたくさん!Times Square

 

Hard Rock Caféでディナー(真剣にオーダー中)

 

お店の雰囲気もかっこいい♪

 

ジューシーなハンバーガーにがぶり!

 

【高女グローバル研修in USA 8日目報告】

 研修8日目。まだ日が昇らないうちから、ホストファミリーに別れを告げました。本日はボストンを離れ、ニューヨークにバスで移動します。バスを待つのは何度も通った地下鉄の駅前。少しずつ空が白み始める頃、ボストンに別れを告げました。車が走り始めてすぐ、車内は楽しそうな声に包まれました。もう気持ちはニューヨーク!どんな街なのか、どんな出会いが待っているのか、期待に胸が膨らみます。そう。この時は、私たちを待ち受けている出来事を知る由もなかったのです…。

 車は高速道路を走り、ニューヨークに向かいます。出発してから1時間ほどで、突然バスが路肩に止まりました。どうやらエンジンの調子がよくないようです。ドライバーの方がボンネットを開けて修理を試みます。何分経っても ボンネットは開いたまま。嫌な空気がバスを包みます。そこから更に15分ほどして、「この車はもうダメだ。新しいバスを手配したから車で待っていて。」と聞かされました。ボストンを出発してから1時間も経っていない場所でしたが、これが不幸中の幸いでした。新しい車はボストンから手配されます。アメリカで「1時間」と言われると、2時間以上待つことも珍しく(?)ありません。エンジンがかけられないので徐々に冷え込む車内。新しい車の到着は今か今かと待っていると、「トイレに行きたい」という声。ホストファミリーのお宅を出たのは早朝なので、トイレに行きたくなる時間です。でもここはハイウェイのど真ん中。道路沿いにあるガソリンスタンド(日本のサービスエリアのような施設)に歩いて行くわけにはいきません。引率の先生と相談の上、ハイウェイから降りて近くのトイレを探すことになりました。そうこうしていると新しい車が到着。ヒーターの効いた車に乗り換え、近くのガソリンスタンドに移動します。全員がトイレを済ませ、ちょっとしたお菓子を買って、再びニューヨークへ移動を開始します。

 メトロポリタン美術館(MET)には30分ほど遅れて到着、途中で立ち寄ったフードコートで購入した昼食を車内で済ませ、いざMETへ。海外でトラブルはつきものですが、高女生の柔軟性には恐れ入ります。トイレに行きたいと思う仲間の心配をし、帰りを待っている時は工夫して遊びを生み出し、フードコートのごはんに「久しぶりの白米!美味しい!」と喜ぶ。前向きな気持ちで朗らかにトラブルを乗り越えていく柔軟性と強さを持っています。

 METは世界4大美術館の一つとして、約300万点の美術品を所蔵しています。印象派の絵画、古代エジプトのミイラ、古代ギリシャの彫刻など。一日中館内にいても、鑑賞できる量ではありません。ガイドの方に有名な絵画の場所を教えていただき、その後自由時間を取りました。ギフトショップを見る時間もしっかり確保して、METの訪問は終了です。大人になってニューヨークを訪れる機会があれば、もっともっと時間をかけて、世界中の美術・芸術作品に触れていただきたいと思います。

 夕食はタイムズスクエア近くのHard Rock Caféでいただきました。年末のカウントダウンで有名なタイムズスクエアの喧騒を抜け、アメリカならではのハンバーガーやマッケンチーズ(チーズマカロニ)をいただき、ホテルへ到着。本日は朝から色々ありました。明日に備えてゆっくり休んでもらいたいと思います。

高女グローバル研修 in USA 7日目

高女グローバル研修 in USA 7日目

研修7日目は班別自由行動でした。ボストン美術館、科学博物館、水族館、ボストン茶会事件の船と博物館、ニューベリーストリートなどを訪問しました!

 

〈1班〉

 

〈2班〉

 

〈3班〉

 

〈4班〉

 

ボストンを満喫しました!

高女グローバル研修 in USA 6日目

高女グローバル研修 in USA 6日目

FLSでの最後の授業。修了証を受け取りました!

 

 Michaelさんからのお祝いメッセージ

一人ひとり手渡された修了証

5日間の思い出がよみがえる瞬間

日本人に合わせてお辞儀もしてくださいます

思わず笑顔でツーショット!

全員そろってFLSを卒業です!

お待ちかねのピザ♪ お腹がはちきれそうになるほどいただきました!

【高女グローバル研修in USA 6日目報告】

 研修6日目。昨日に引き続き晴天の朝となりましたが、気温は氷点下。歩道の水たまりに氷が張り、非常に冷え込む一日でした。FLSで受ける授業は本日が最終回。月曜日に登校してから5日間と短い期間ではありましたが、たくさんの方々に出会い、多くのことを学びました。授業で学んだことは、決して英語力を高めることが目的ではありません。事実、授業で教わることは、既に学校で学んだ文法も少なくありませんでした。クラスメイトと問題について話し合う、指示されたテーマについてアイディアを発表する、ブラジルアクセントの英語やロシアアクセントの英語を聞き取る。時に他国のクラスメイトの積極性に驚き、伝えたいことはあるのに発言できない自分にもどかしさを覚え、悔しくて悔しくて泣き言を言ったこともありました。それでも「明日は絶対に発言する!」「明日はあの子に話しかけて仲良くなる!」とあきらめずに前を向いて取り組み続けました。
 「私たちは正しさを求めるから失敗が怖くなってしまう。失敗しても成功の道へとつながるよう工夫したり原因を考えたりすることが大切。」と教えてくれたのはMITの今田様です。
「科学はビジネスと違って何回でも失敗ができる。失敗なくして成功はつかめない。」
と教えてくれたのはBoch Center-Wang Theatreのスコットさんです。
FLSで学んだことは、挑戦をやめないこと、明日はきっとできると自分に自信を持つことでした。自分には逆境を乗り越える力があると気付き、苦しい状況の中でも皆と協力して楽しさを見つけることも学びました。高女生の芯の強さを日々感じる、忘れられない5日間を過ごすことができました。
 授業の後は、本日FLSを卒業する生徒がラウンジに集まり修了式が執り行われました。ディレクターのMichaelさんが、最初にブラジルの生徒さん9名に修了証を手渡します。 そして、高女生21名が一人ずつ名前を呼ばれました。Michaelさんは日本で働いていたこともある方なので、日本人の特性を理解してくれて、いつも明るく親身になって対応してくださいました。修了式の後は、ピザを囲んでFarewell Partyの予定でした。しかしデリバリートラブルから、ピザが届くのが遅れてしまいました。既に他国の生徒さんと遊びに行く約束をしている高女生もいたので、ボストンの街に繰り出す生徒、ピザを待つ生徒と、自由に時間を過ごしてもらいました。明日は班別自由行動を行います。あらかじめ作成した行程表をもとに、自分たちだけでボストンの街を散策します。明後日にはニューヨークに移動しますので、この街で過ごす最後の日を満喫してもらいたいと思います。

高女グローバル研修i nUSA 5日目

高女グローバル研修 i n USA 5日目

Boch Center-Wang TheatreでScience Activityを行いました!

本物の金銀が使われているエントランス

 

科学実験スタート!

 

どの素材が良いかな…

 

聞こえる?聞こえない?

 

高く積み上げるには基礎作りが大事!

 

どの順番で箱に詰める?

 

もっともっと高くできる??

 

   豪華なロビーに圧倒されました!

【高女グローバル研修in USA 5日目報告】

 研修5日目。昨日の雨から一転、雲一つない晴天となりました。FLSには続々と生徒が登校してきます。同じクラスの生徒と挨拶を交わしながら、それぞれの教室に移動します。日本人以外に一番人数の多い生徒はブラジル人です。他に、フランスやボリビア、ロシアから留学中の生徒もいます。お国柄なのか、性格の違いによるものなのか、同じ授業を受けていても反応はそれぞれです。20~30分遅刻してきても全く動じない男子生徒。先生に質問されていないのに、自分の意見を述べ始める生徒。授業中にお菓子を食べたり携帯を触っていたり…。日本の学校では考えられない光景です。私たちと異なるのは授業態度だけではありません。何より積極的に自分の意見を発信していくのです。答えが合っていようが間違っていようが、そんなこと気にしません。とにかく喋ります。彼ら、彼女らの姿を見て、「私も発表しなくちゃ!」「間違っていたとしても伝えようとする気持ちが大事」という気持ちが芽生え、実際に行動に移せる生徒が増えてきたように思います。
 授業後に移動したのは、FLSより徒歩20分の位置にあるBoch Center-Wang Theatreです。ここは1925年に劇場としてオープンした施設です。演劇、ライブ、ダンス、ミュージカルなど、様々な講演を行ってきました。「今日はサイエンスアクティビティをするのでは?」と疑問に思う一同。頭に浮かぶ「?」をそのままに、施設の中に入ります。天井には金と銀に彩られたまばゆい装飾が施され、大きなシャンデリアが吊るされています。本日のアクティビティを担当してくださる方が来られて、劇場の歴史や豪華な装飾を説明していただき、どんどんと施設の中に入っていきます。観客席は、天井に施された絵画、今にも動き出しそうな大理石の彫刻に囲まれています。その豪華さに開いた口がふさがりません。ここでは装飾が何を表現しているのか、その歴史とともにご説明いただきました。また、舞台で発せられた音がどのように会場内を響いていくのかを伺いながら、一同は施設の地下へ移動。グループに分かれて、なにやら資材の入った箱を受け取りました。中にはスポンジや布、脱脂綿などが入っています。さあ、ここからが科学実験の始まりです!箱(透明のコンテナ)に材料を入れて、効果的に音を遮断する方法を考えました。一番音を吸収する素材は何?どうやって配置するのがいいの?喧々諤々と話し合いが続きます。スタッフの方が音の出ているスピーカーを箱に入れて、音の大きさを計測します。デシベル(dB)の単位を用いて結果を確認。見事一位に輝いたグループには、メダルが手渡されました!「物理履修してるからね!」とちょっと嬉しそうな一位のメンバー。次に取り組んだのはパスタを組み合わせて一番高いところにマシュマロを取り付けるゲーム。所謂「マシュマロチャレンジ」です。乾物のパスタとテープとマシュマロが配られ、パスタを組み合わせて高く積み上げていきます。ここでも一位を取ったのは「物理グループ」!劇場でどのように音が響くのか、豪華な建築の基礎となる構造などをおもしろおかしく学ぶことができました。

【予告】12月18日(水)高女SAH講演会を開催します

【予告】来る令和6年12月18日(水)、本校で非認知能力の育成やその大切さについて、学校への普及に努めて全国でご活躍の中山芳一先生を講師にお迎えして、SAH講演会を主催します。(主催:群馬県教育委員会 高崎女子高等学校)

本校生徒以外に、保護者の方々は文化講演会として94名がご参加の予定であるほか、群馬県の教育関係者の方々は22名ご参加の予定です。

 今回は、生徒が自由に体育館に着席して講演を聞くスタイルで行います。また、終了後、先生からいただいたお話をもとに報告をさせていただきます。ご来校くださる方は、お気をつけてお越しください。また、体育館内は寒いので、防寒着などをご用意ください。なお、下のチラシの下部に構内の駐車場・受付案内図を貼ってあります。構内でも職員が案内しますが、参考にされてください。

駐車場受付計画.pdf

 

図書委員による「BOOK福袋」販売(貸出)

今日の昼休み、図書委員B班による「BOOK福袋販売」(販売ではなく貸出ですが、、、)を行いました。一足早いクリスマス気分で1,2年生の教室へ入っていき、皆さんに本に興味関心をもってもらおう取組をしました。哲学・古典・スポーツ・医療・SF・ミステリー・感動・驚き・泣きなど様々なジャンルに分けて袋詰めをし、いざ出陣!始めのうちは、お弁当を食べたり会話したりすることに必死な皆さんも、歩き回っているうちに徐々に興味を示してくれるようになり、2年生では殆どの福袋が売れました!(実際には、借りたのですが。)1年生の中には、福袋を開けながら「ちょうど読みたかった本だ!」と喜んでいた生徒もいました。なかには「お菓子はないの?」と尋ねる生徒もいたので、次回は、本と一緒におやつも詰めたら、すぐ完売するかもしれませんね。図書委員B班のみなさん、お疲れさまでした。早弁した甲斐がありました。

高女グローバル研修inUSA 研修4日目

高女グローバル研修 in USA 4日目

マサチューセッツ工科大学(MIT)で日本人研究者からお話を伺いました!

  地下鉄移動も余裕になった!?

  

  数学の形跡がある教室を見学「Σが書いてある!」

  

  今田様からMITキャンパスのご説明

  

  ノーベル賞受賞者・利根川博士の肖像画の前でお話を伺います

  

  移動中も質問が途切れません

  

  次から次へと興味が沸いてきます

  

  一つひとつ丁寧に答えてくださいました

  

  今田様、ありがとうございました!

【高女グローバル研修in USA 4日目報告】

研修4日目。雨の一日となりました。FLSへの登校にも慣れてきたようです。少し早めに最寄り駅に着き、カフェで朝のコーヒーを購入したり、近隣のスーパーを散策するなどしています。その姿は、まるでボストン在住の学生さんのようです。
今日も午前中は英語の授業から始まります。それぞれのクラスで異なった授業が行われていますが、教わる文法にも違いがあるようです。
「うちのクラスは時制を習っている。内容が簡単だからたくさん発言できる!」
「私たちのところは、空欄補充問題をしている。抜けている単語を推測して答えるの」など。
共通しているのは、ただ単に問題を解くのではなく、ペアやグループを使って答えを考えることです。頭の中で文法のルールは分かっていても、それを英語で説明するのは簡単ではありません。授業中に一緒に問題に取り組むことで、自然とクラスメイトと仲良くなっていきます。ブラジル人の留学生と連絡先を交換したり、休み時間にお喋りする姿も見え始めました。日本から持ってきたお土産も、交流のきっかけとして活躍中のようです。
授業終了後も、雨は依然として降り続いています。急いで地下鉄の駅舎内に入り、目指すはマサチューセッツ工科大学(MIT)です。MITでは日本人研究者、今田様にお会いしました。今田様は日本の中学・高校で学ばれた後、医学部に進学されました。外科医として臨床に携わっておられましたが、世界でも最先端の研究をしているボストンに渡航を決意され、今ではMITのKochガン研究所に所属されています。まずはMITの街作り、歴史、キャンパスの配置をご説明いただきました。「何か質問はありますか?」との問いかけに、即座に手が挙がります!高女生の反応に、思わずびっくりされる今田様。
「なぜガンを研究しているのか」「日本人の研究者はどのくらいいるのか」
「どうやってアメリカで就職活動をしたのか」「渡米前に英語は得意だったのか」
キャンパス・ツアー開始早々、矢継ぎ早に質問が飛び交います。昨日のハーバード大学ツアーとはまるで異なる気迫!大学内の施設を案内していただく際中も、我先にと今田様の横に並び、次々に質問をぶつけていきます。
ガン研究所を後にし、次に向かったのは脳と認知科学の研究をしているPicower研究所です。ノーベル賞を取られた利根川 進博士の肖像画の前でお話を伺います。日本とアメリカの研究や科学技術の相違点、アメリカでイノベーションが進む理由、日本の高い技術力など。「アメリカでも日本でも大学進学は通過点でしかない。大切なのは自分のチャンスを広げられる場所に身を置くこと。自分のアンテナを張って、興味を持った時に自分から動くことが大事。日本人は0から1を生み出すのが得意では無いけれど、高校生のうちに日本以外の価値観に触れて、新しいことを生み出せる大人になって欲しい。」
これからの群馬、いや日本を背負って立つ生徒達に熱い応援メッセージをもらいました。

高女グローバル研修inUSA3日目

高女グローバル研修inUSA 研修3日目

キャンパス・ツアーは学生寮に囲まれた中庭から

 キャンパス・ツアーは学生寮に囲まれた中庭から

電飾に彩られたハーバードランプーン

電飾に彩られたハーバードランプーン

ランチ時、コーヒーもアメリカンサイズ!

ランチ時、コーヒーもアメリカンサイズ!

サンドイッチも少し大きい…?

サンドイッチも少し大きい…?

ジョンと一緒にポーズ!

【高女グローバル研修in USA 3日目報告書】

 研修3日目は冷え込む朝となりました。昨日登校経路を確認したので、今朝は全員が集合時間より前に集まることができました。授業開始の時間とともに、割り当てられたクラスへ移動します。生徒数や授業の内容は、クラスごとに異なります。あるクラスは生徒同士でペアを組み、先生から与えられたテーマについて話し合いました。また、あるクラスでは動画をもとに、そこで使用されている文法を学びました。“英語の授業をすべて英語で受講する” 特に文法事項の説明を英語で聞くことは、新鮮な経験だったようです。「すごくおもしろかった!」と笑顔で話してくれました。

この研修中は、しおりの中にある日記を毎日書いています。昨日の日記には「授業を受けることがとても不安…」「研修の中で一番心配!」という声もありましたが、どうやら杞憂に終わったようです。各クラスには他国から英語を学びにきている生徒さんもいます。すでに授業を数週間受けている方もいるので、先週まで学習していた内容を踏まえて、先生からの質問に答えています。さすがにこの会話についていくのは難しかったようですが、休み時間には他国の生徒さんに声をかけようと画策する姿があちこちで見られました。しかしすでに生徒同士の輪が作られているので、本日は少し難しかったようです。

授業の後にランチを済ませて、地下鉄に乗ってハーバード大学に移動します。現役学生の方にキャンパスを案内していただきました。世界大学ランキングでも常に上位に位置するハーバード大学なので、どのような学生の方が来られるのかドキドキしながら待ち合わせ場所に行きました。待っていたのはブロンドが似合う背の高い男性です。どこからともなく「かっこいい…」という声が漏れ聞こえました。最初に案内していただいたのは、大学に入学した1年生が寝食をともにする学生寮に囲まれた広場です。学生寮の歴史や有名人がいた部屋などをユーモアたっぷりに説明していただきました。他にもワイドナー記念図書館、メモリアルホール、サイエンスセンター、ハーバードランプーン、有名な卒業生が過ごした学生寮なども教えていただきました。あらかじめ大学について調べてきた生徒が多かったのですが、やはり現地で建物や卒業生にまつわる話を聞くと感慨深いようでした。

積極的に話を聞きに行く、質問をする生徒がいる一方で、後ろの方に固まってお喋りしながら何となく皆の後を追っている生徒もいます。現役の学生さんから話を聞ける機会はそうそうあることではありません。渡航前に行ったオリエンテーションでも、現地で出会う人々とどのように接するかは自分次第であることを伝えました。しかし、キャンパス・ツアーが終わった後に、もう一度生徒の皆さんに話をさせていただきました。明日はマサチューセッツ工科大学で研究者の方にお会いします。ニューヨークでもゲストの方とお話する機会があります。この研修に参加しようと思った気持ちをもう一度思い出して、一秒一秒無駄にせずに過ごしてもらいたいと願っています。